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識るほどに好きになる!フランスパンをもっとたのしむ!フランスパンのおいしい食べ方讲座 HAPPY MENU TO YOU!
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LESSON
1

朝のバゲットシンプルなタルティーヌを极める!

フランスの、朝のパンは「タルティーヌ」が基本です。

タルティーヌ(迟补谤迟颈苍别)とは、「涂る」という动词のタルティネ(迟补谤迟颈苍别谤)から来ていて「涂ったもの」という意味です。フランスパンとバターとジャムさえあれば、それがタルティーヌだということは、こちらでもお话ししましたね。今回は、そんな朝のタルティーヌをバージョンアップ。バターもジャムも自家製に挑戦してみましょう。

自家製のバターとジャムをバゲットに合わせる时はたっぷりと!日本では上品にちょっとだけ涂る方が多いような気がしますが、フランスではそれはもうたっぷりと、特にジャムは涂るというよりのせて食べる方が多いです。こうして食べてみると、リーンなバゲットが浓厚で果実味あふれるジューシーなパンに大変身!そのリッチな味わいに惊きますよ。

究极にシンプルでありながらも、一つひとつの食材にこだわると、とびきり赘沢な朝食になります。カフェオレと一绪に、朝のひとときを堪能しましょう。

なめらかバターの作り方

普段、何気なくパンに涂っているバターも、旅先で见つけた小さな牧场のバターだとか、フランス产の高级な発酵バターだとか、食べ比べてみると実は随分と味わいに违いがあって惊かされます。

そんな食べ比べもたのしいものですが、ここでおすすめしたいのは、生クリームで作るなめらかな手作りバターです。ペットボトルに生クリームを入れて力一杯振る!なんて方法もありますが、电动のハンドミキサーがあれば力いらず。あっという间に完成です。クセがなく上品な味わいで、ついつい食べ过ぎてしまいます。

材料(作りやすい分量)
生クリーム
(乳脂肪分45%以上のもの)
200ml
作り方
  • ボウルに生クリームを入れ、ハンドミキサーで泡立てる。
  • ふんわりとホイップされた后もそのまま泡立て続けると、ボソボソになり分离して水分が出てくるので、水分を别のボウルに移し、さらに泡立て続ける。それを2、3回繰り返す。
  • 水分が抜けてバター状に固まった部分が、空気を含んでなめらかになってきたら完成。

※分离した水分はホエー(乳清)です。スープやドレッシングに加えたり、パンケーキ作りに使うことができます。捨てずに活用しましょう。

※冷蔵库で保管し、2?3日中にいただきましょう。

はちみつバター

①で塩をふたつまみ加えて泡立て、③ではちみつを30驳加えます。使用するはちみつにもこだわって、自分好みの味を见つけましょう。

ラズベリージャムの作り方

甘いだけでなく、酸味がしっかりあって鲜やかな赤色が印象的なラズベリーのジャムは、フランスでは定番のジャムです。フレッシュなラズベリーは、日本では手に入りにくいのですが、冷冻のラズベリーなら手軽に作れておすすめです。

材料(作りやすい分量)
ラズベリー(冷冻)
500g
グラニュー糖
300g
  1. ※果実の重量に対して60%のグラニュー糖を合わせます。
  2. ※ラズベリーは酸味が强いのでレモン果汁は使いません。酸味が控えめの果実で作る场合は、レモン果汁を少々加えてください。
作り方
  • ラズベリーを锅に入れ、グラニュー糖をまぶす。时々混ぜながら、グラニュー糖が溶け、驯染むまで2时间ほど置く。この间に保存瓶を煮沸消毒し、乾燥させておく。
  • ①を中火にかけ、焦げつかないようにかき混ぜながら煮る。フツフツしてきたら火を弱め、アクをとりながらさらに10分程煮る。
  • アクがなくなり、全体にとろみがつき艶が出てきたところで火を止める。
  • 热いうちに保存瓶に入れ、しっかり盖をする。

あんずジャムの作り方

私自身が大好きで、毎年欠かさず作るあんずジャム。生食と加工した后の味わいの违いに一番惊かされるのがあんずで、毎年できあがる度に、ふくよかな香りや、甘味と酸味のコントラストのバランスに感激します。あんずは初夏のごく短い期间しか出回らないので、狙いを定めてぜひお试しを!

今回のポイント

生クリームからバターへ
生クリームからバターへ

バターの作り方は文字で読んだだけでは、泡立て続けるとボソボソになるとか水分が出るとか、その状态が想像つかないかもしれません。そんな时は动画を见れば一目瞭然!状态が変化していく様子がわかります。初めての方はまずこちらをどうぞ。

砂糖をまぶして脱水する
砂糖をまぶして脱水する

果物と砂糖を合わせて煮る。ジャム作りってシンプルですね。でも、砂糖をまぶしてすぐに火にかけるのは狈骋です!砂糖が焦げて果物のキャラメルソテーになってしまいます。

そこで、砂糖をまぶしてからしばらく放置しておくのがポイント。そうすることで、浸透圧の関係で果物から水分が出てきます。砂糖が溶けて果物から出た水分に浸かった状态になれば、失败なく短时间で煮ることができます。

放置する时间は、果物の种类や熟度によって変わりますが、1时间から3时间程度を目安にするとよいでしょう。ラズベリーなら1时间程度でこの状态(写真下)になります。

砂糖はグラニュー糖を使うのがおすすめです。すっきりした甘味で果実の风味を引き立ててくれます。

タルティーヌのバゲットは縦切りにする!
タルティーヌのバゲットは縦切りにする!

いいバゲットには、蜂の巣状の気泡がたっぷりと入っています。そんなバゲットは、スライスすると穴ぼこだらけ。バターとジャムをたっぷり涂る、いや、のせる、なんてことをしたら、穴からお皿に落ちるし、手にもべったり付いてしまいます。ではどうするか?

朝のタルティーヌのバゲットは縦切りにするんです!こうすれば、クラムの穴ぼこにジャムが落ちても、パリッと香ばしいクラストが受け止めてくれるため、おいしく、きれいに食べることができます。