これって五月病?頑張り過ぎかなと思ったら… ③(全3回)
「ちょっと疲れているかな?」と思ったときこそ実践したい!スギアカツキさんに闻く、5つの食事术
新生活や新学期を过ごしているみなさん、お疲れ様です。惯れない生活に自分を奋い立たせて顽张っていると、知らず知らずのうちに疲労が溜まってしまうことがあります。それは顽张っている証拠でもありますが、溜め过ぎるのも危険。「ちょっと疲れているな」というサインを感じたら、おいしい食事で自分をいたわってあげることを考えてみましょう。そうです、今回は楽しい食べ方のお话です。
新生活や新学期を过ごしているみなさん、お疲れ様です。惯れない生活に自分を奋い立たせて顽张っていると、知らず知らずのうちに疲労が溜まってしまうことがあります。それは顽张っている証拠でもありますが、溜め过ぎるのも危険。「ちょっと疲れているな」というサインを感じたら、おいしい食事で自分をいたわってあげることを考えてみましょう。そうです、今回は楽しい食べ方のお话です。
疲労を感じたときに実践したい食べ方とは?
目まぐるしい现代社会において、疲労を感じることは悪いことではありません。新生活に加えてコロナ祸、物価高腾など社会はさまざまな问题であふれていますから、自分を责めることなく、少しでも心身を軽くしていくことを考えてみましょう。まず疲労感は自分を守るための确かなサインと考え、その兆候を感じた段阶で、なるべく简単にできる対処法を自分のペースで试してみてください。ここでは、疲労を感じたときに试してみたい方法を并べてみました。
②无理なダイエットをやめてみる短期的なダイエットをしようとして、过剰な食事制限をしていませんか?これは明らかなエネルギー不足を引き起こすだけでなく、贫血、头痛、食欲不振の要因になることもあります。つまり无理は禁物で、リバウンドしてしまったら本末転倒。毎日の基本として、糖质やたんぱく质を过度に制限することのないよう注意が必要です。たんぱく质は脂肪燃焼を促进する大切な基盘づくりに役立ちます。とはいえ、太り过ぎも疲労を感じる原因になりますから、肥満で悩んでいる场合は、専门家に正しいアドバイスを求めることが正解です。
③脂っこいものや甘过ぎるものを控える、温かいものや消化に良いものを食べる日常生活の中でストレスや疲れが原因となって食欲不振に陥ってしまうことがあります。また蒸し暑くなっていく今の季节は、谁でも食欲が衰えがちに。エネルギー补给のためには、きちんと食べることが重要ですから、そのための対処法をいくつか覚えておくと良いでしょう。具体的には、胃酸の分泌を刺激しやすい脂っこいものや甘过ぎるものを控える、消化に良い温かくて柔らかいものを選ぶなどです。
④ビタミンB1を意识した食事を心がける疲れやすい、だるい、集中力がないといった状态は、エネルギー不足や基础代谢が滞ることによって引き起こされている场合があります。そのようなときに意识したいのが、ビタミンB1。ビタミンB1は糖质を材料としたエネルギー代谢に欠かせない栄养素であり、疲労回復にも不可欠な栄养素です。ビタミンB1はにんにくやニラなどに含まれるアリシン、レモンや梅干しなどに含まれるクエン酸と一绪に摂ると吸収率が高まりますから、食べ合わせで工夫するのも贤明です。
豚赤身肉、ハムやソーセージなどの豚肉加工品、
うなぎ、たらこ、いくら、
玄米、小麦全粒粉、ナッツ类
⑤カルシウムやビタミンCを意识した食材をシンプルに取り入れる精神的なストレス、イライラを感じる场合には、抗ストレス作用のある栄养素が効果的です。例えば、ストレスを感じた际に消费されてしまうのがたんぱく质、ビタミン叠群やビタミンC。また、カルシウムやマグネシウムが不足すると神経を兴奋させてイライラの原因になりますから、普段から十分に补给しておくことが大切です。これらは凝った料理で取り入れるとなると毎日継続するのが大変ですから、なるべくシンプルな调理法やそのまま食べるなどがオススメです。
雑穀米、玄米、そば、サケ、纳豆、
小松菜、チンゲン菜、パプリカ、
牛乳、ヨーグルト、キウイフルーツ、いちご
自分の心が喜ぶ食事を大切にしよう
疲労に対処するための食べ方は、栄养面だけで解决することではありません。そもそも食事は喜びにつながる行為ですから、疲れたときにこそ好きな食べ物を味わう姿势や意识を大切にしていきましょう。疲れたときに甘いものが食べたくなることは素直な反応であり、一时的な疲労やだるさを缓和するためには有効です。また、気心の知れた友人や家族と食事を楽しむこと、季节の食材をゆっくり味わうこと、自分ならではの“ごほうびランチ”を计画するなどの工夫もオススメです。
目まぐるしい日常に立ち向かうみなさん、疲れたときにはふと立ち止まって、自分の食生活にしっかり爱情を注いであげてくださいね?
<プロフィール>
スギアカツキ
食文化研究家、长寿美容食研究家。东京大学农学部卒业后、同大学院医学系研究科に进学。基础医学、栄养学、発酵学、微生物学などを学ぶ。现在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活跃している。