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2023.05.12 Fri

今から気をつけたい!熱中症対策 ②(全3回)

梅雨の时期こそ注意!热中症にならないための生活习惯は?【医师に闻く】

「猛暑日」という言叶が珍しくなくなった日本の夏。注意したいのが热中症です。内科医の近藤千种医师によると、まだ暑さに惯れていない梅雨の时期こそ热中症に気をつけたほうが良いそうです。

「猛暑日」という言叶が珍しくなくなった日本の夏。注意したいのが热中症です。内科医の近藤千种医师によると、まだ暑さに惯れていない梅雨の时期こそ热中症に気をつけたほうが良いそうです。

実は屋内での発生が多い热中症

── 熱中症とはそもそもどんな症状のことをいうのでしょうか?

近藤千种医师(以下、近藤):高温多湿な环境に长时间いることで体温调节ができず、体に热がこもった状态のことを指します。高温多湿というと、屋外をイメージされる方も多いと思うのですが、実は热中症は屋内での発生が多いのです。

消防庁が発表した2022年のデータによると、救急搬送された方で最も多かった発生场所が住居内(39.5%)でした。私は在宅诊疗をやっているのですが、夏场に伺った诊疗先で、热中症で倒れている方を発见したことが何度もあります。特に认知症の高齢者の方などは、エアコンで冷房をつけているつもりで暖房をつけてしまっていることがよくあります。温度と湿度管理はとても重要です。

── 冷房の最適温度は?

近藤:部屋の広さにもよりますが、25~27℃くらいでしょうか。快适な温度と湿度の目安となるのが実は病院です。特に大きい病院では、患者さんが快适に过ごせるための室内気候に保たれているので、行く机会があったら参考にしていただくといいと思います。

家庭ではエアコンで最适な温度に保つほか、扇风机やサーキュレーターで空気を动かすことも有効です。遮光カーテンやすだれを利用するのもいいですね。

暑さを避けながら暑さに备えた体づくりを

── 梅雨の時期から熱中症に注意したほうがいいのでしょうか?

近藤:むしろ高温多湿の梅雨の时期は危険です。夏场は汗をたくさんかきますが、梅雨の时期は湿度が高いため汗が蒸発しにくく、体に热がこもりやすい状态に。しかもまだ本格的な暑さに惯れていないため、体温调节をする準备が不十分など热中症を引き起こしやすい条件がそろっています。

また、コロナ禍で室内にいることが多い期間が続いたことで、体が暑さに慣れていないことも問題です。暑さを避けることも必要ですが、暑さに体を慣らしていくことも大事なので、ウォーキングやランニングなどの运动で、普段から汗をかく习惯を身につけると良いでしょう。

喉が渇いていなくてもこまめな水分补给を

── 熱中症にならないために心がけたい習慣はありますか?

近藤:外出时は帽子や日伞を使うことと、绵や麻など体の热をスムーズに逃してくれる素材を身につけるのもおすすめです。襟ぐりが詰まっていると热がこもりやすいので注意してください。そのほか、インナーを着ることで肌とインナーの间に空気の层ができ、外からの热気を遮断してくれるのでインナーは着たほうがいいですね。

また、脱水のリスクも高い季节なので、汗をかいている自覚はなくてもこまめに水分を摂るようにしてください。喉が渇いてから水を饮むのではなく、喉が渇く前にちょこちょこ水分を摂りましょう。汗をかくと、水分と一绪にミネラルやビタミンも失われるので、ミネラルが补给できる麦茶はおすすめです。スポーツドリンクでもミネラルは补给できますが、糖分が多いので饮み过ぎには注意しましょう。

このシリーズ(全3回)の他の记事を読む

①梅雨の时期から注意!みんなが実践している热中症対策

③热中症にはウサギとカメの2対策 スギアカツキさんに闻く、水分の摂り方と食事のポイント

<监修>

近藤千种

内科医/抗加齢医学会認定専門医/Mrs ECO International 2019 日本代表/Mrs.Universal 2020/2021 日本代表/2022 ミセス?グローバル?アース準グランプリ受賞