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生野菜から温野菜まで、パンと合わせておいしさ広がる野菜のサンドイッチ讲座
生野菜から温野菜まで、パンと合わせておいしさ広がる野菜のサンドイッチ讲座

LESSON
3

野菜のサンドイッチ讲座きのこのサンドイッチ

きゅうりやトマトのサンドイッチに比べると、きのこのサンドイッチは一般的ではないかも知れません。きのこがメインのサンドイッチは、食べたことがない方の方が多いのではないでしょうか。だからこそ、ぜひ挑戦していただきたいメニューです。生マッシュルームの繊细な香りと特有の食感は、ライ麦入り食パンによく合います。トリュフの高贵な香りは、いつものパンを特别な一品に変えてくれるでしょう。シンプルなのに味わい深い、他の食材では作り出せない、きのこならではのおいしさを堪能してみてください!
*「きのこ」は生物学的には菌类ですが、食材として、ここでは野菜の仲间として扱います。

生マッシュルームのサンドイッチ

材料(1组分)
ライ麦入り食パン(12枚切り)
2枚
ホースラディッシュサワークリーム※
15g
有塩バター
6g
ホワイトマッシュルーム
3个
レモン果汁
少々
少々
白こしょう
少々
※ホースラディッシュサワークリーム(作りやすい分量)
サワークリーム
50g
ホースラディッシュ(市贩のチューブタイプ)
5g
レモン果汁
小さじ1
少々
白こしょう
少々
作り方
1. 1.

ホースラディッシュサワークリームを作る。
すべての材料を合わせ、よく混ぜる。

Point! パンに塗るものにこだわる
サンドイッチ作りでは、パンにバターやペースト类を涂ります(バターを涂る理由はこちら)。パンや食材に合わせ、涂るものにこだわると、ワンランク上の仕上がりに。ここではホワイトマッシュルームの繊细な风味を引き立てつつ、ライ麦入り食パンの香りとマッチするサワークリームベースのペーストと、有塩バターとのダブル使いがポイントです。ホースラディッシュの清凉感ある辛味とレモンの酸味、白こしょうのスパイシーさ、サワークリームの爽やかな酸味とリッチなコク、それらが一つになったペーストは、サンドイッチの名脇役。有塩バターと组み合わせることで、一口目は味わいのコントラストを、そして食べ进めるごとに、すべてが调和していくのを実感するでしょう。

2. 2.

ホワイトマッシュルームは石づきを薄く切り落とし、ペーパータオルで表面の汚れをやさしく拭き取る。縦方向に2尘尘厚さにスライスし、塩、白こしょう、レモン果汁を全体にふりかけてマリネにする。

Point! 新鮮なホワイトマッシュルームを使う
生のマッシュルームは色が変わりやすいので、新鲜なものを使い、スライス后は手早く作业しましょう。あればスライサーを使うと便利です。

3. 3.

ライ麦入り食パン1枚の片面に有塩バターを涂り、ホワイトマッシュルームをずらしながら并べる。もう1枚の片面にはホースラディッシュサワークリームを涂る。

Point! 断面を想像して食材を並べる
サンドイッチは断面の美しさも魅力の一つです。何等分に切るかを决めたら、包丁を入れる场所を意识して丁寧に食材を并べましょう。

4. 4.

2枚のライ麦入り食パンを合わせ、手のひらで上から全体をやさしく押さえて具材とパンを驯染ませる。耳を切り落とし、4等分に切る。仕上げに白こしょうをふる。

トリュフのタルティーヌ

材料(4切れ分)
ライ麦入り田舎パン(9尘尘スライス)
2枚
トリュフバター※
20g
黒トリュフ
20g
※トリュフバター(作りやすい分量)
有塩発酵バター
50g
黒トリュフのオイル渍け
10g
作り方
1. 1.

トリュフバターを作る。

  1. ① 黒トリュフのオイル渍けは、オイルを切ってみじん切りにする。
  2. ② すべての材料を合わせ、よく混ぜる。

Point! トリュフを使うなら思い切って!
切って混ぜるだけですが、ここで大切なのは上质な材料を使うこと。トリュフのオイル渍けは高级品なので、せっかく作るならバターも奋発し、フランス产を使うとより本格的でおすすめです。国产のバターを使う场合は、フランス产よりも塩分が少ないため、塩を加えて调整しましょう。

2. 2.

黒トリュフはスライサーでごく薄くスライスする。

Point! トリュフはごく薄くスライスする
トリュフは厚さが调节できるスライサーで、ごく薄くスライスすることで、限られた量でも香りを堪能できます。トリュフ専用のスライサーもありますが、手持ちのもので大丈夫。ない场合は、よく研いだナイフで薄切りにしましょう。

3. 3.

ライ麦入り田舎パンはトースターで表面が色づく程度にカリッと焼き、斜めに半分に切る。

4. 4.

ライ麦入り田舎パンにトリュフバターを涂り、黒トリュフをのせる。

Memo

フレッシュトリュフとトリュフ加工品
フレッシュトリュフとトリュフ加工品

トリュフはいわずと知れた高级食材として认知度は高いものの、日本では手に入りにくく、じっくりと味わう机会は少ないかも知れません。しかも、特有の强い芳香は扱いが难しく、组み合わせ方を间违えると持ち味を打ち消してしまうこともあります。

今回ご绍介したタルティーヌは、フレッシュトリュフが手に入るチャンスがあれば、ぜひ一度试していただきたいメニューですが、サンドイッチとしてはかなりの高级品です。もう少し手軽に试すなら、トリュフのオイル渍けを使ったトリュフバターだけでも、その魅力は堪能できるでしょう。

トリュフバターもハードルが高いという场合には、乾燥したトリュフが入ったトリュフ塩を。バターを涂ったパンにパラリとふりかけるだけで、ちょっぴり赘沢な気分を楽しめます。

トリュフに合うパンの选び方
トリュフに合うパンの选び方

(左)ライ麦入り田舎パン(右)ライトなフランスパン

ライトなフランスパンよりも、酸味や香りの强いタイプがおすすめです。ライ麦粉が入った田舎パンなら、トリュフの力强い芳香を受け止めてくれます。