パスタの歴史?文化
パスタの起源
パスタがいつ歴史に登场したか、はっきりとしたことは分かっていませんが、古代ローマで主食にされたプルスという食べ物がその元祖と言われています。これは小麦やキビなどの穀物を粗挽きにし、お粥のように煮込んだもの。同じく古代ローマ时代に存在したテスタロイは、その粥を板状にして焼いたもので、これはピッツァやラザーニャの原型に近いものと言われています。
中世を迎えると、パスタを生のままスープに入れたり、ゆでてソースとあえるようになったと考えられています。13~14世纪のイタリアでは、パスタは一般家庭に普及するようになり、15世纪にはスパゲティの元祖ともいえる棒状の乾燥パスタが作られていたようです。
16世纪には圧力机が出现し、それまでの手作りから、一部机械を利用した押し出し方式の製法に変わります。
大航海时代を迎え、17世纪のイタリアでトマトの栽培が本格化すると、トマトとパスタの相性の良さから、パスタの消费は飞跃的に伸びたそうです。
日本のパスタ事情
パスタが日本に初めて登场したのは、幕末の横浜外国人居留地だったと言われています。明治时代になると输入パスタが一部の爱好家の间で食べられていたそうですが、まだまだ一般の人の口に入るものではありませんでした。
マ?マーマカロニ(当时、日本マカロニ)では昭和30(1955)年にマカロニを発売しました。当时はサンプル袋を配っても、生のまま食べて怒り出す人や、「変わったローソクね」と不思议そうに见つめる人も少なくなかったそうです。しかし、このとき日本でパスタの大量生产が始まったことから、昭和30年は「パスタ元年」と呼ばれています。
当初はパスタ専用のデュラムセモリナの入手が困难だったため、パン用の强力小麦粉に改良をほどこし、本场のパスタの味や食感に近づける工夫を重ねていました。
昭和30年代の半ばを过ぎると、家庭での本物志向の高まりからデュラムセモリナのパスタが求められるようになります。初めて、输入されたデュラムセモリナを100%使った业务用商品が贩売されたのは昭和36年。昭和40年からは日清製粉の工场でデュラム小麦をセモリナに挽くことができるようになり、それ以降、家庭にもデュラムセモリナを使用したパスタが浸透していきました。